板金加工

板金加工 ― 制御盤・筐体を試作1台から

板金加工の切断・曲げ・溶接を、すべて蘇州の自社工場で行います。板材は1500 × 3000 mm、板厚20 mmまで切断でき、曲げ長さは最大3 m。制御盤・筐体、装置カバー、蓄電キャビネットを高さ3000 mm・幅1500 mmまで製作します。金型が不要なため、試作1台からお見積りできます。

Sierxi板金工場のNCプレスブレーキ

加工能力

切断ファイバーレーザー切断(社内)
最大板材寸法1500 × 3000 mm
最大板厚20 mm
曲げNCプレスブレーキ、最大3 m
溶接レーザー溶接・一般溶接(社内)
最大キャビネット高さ3000 mm × 幅1500 mm
表面処理粉体塗装、塗装、めっき、ヘアライン(協力会社)

どこまで社内で、どこから協力会社か

切断から溶接、金具の取付、検査までは社内です。外に出すのは塗装・めっきなどの表面処理だけで、戻ってきた部品は社内で検査してから組み立てます。工程が一か所にまとまっているため、図面の変更や不具合の原因をすぐに追えます。

工程実施場所
ファイバーレーザー切断社内
NC曲げ(最大3 m)社内
レーザー溶接・一般溶接社内
金具の圧入・組立社内
検査・寸法成績書社内
粉体塗装、塗装、めっき、ヘアライン認定済みの表面処理協力会社
ファイバーレーザー切断機

品質の確認方法と添付書類

ISO 9001:2015の品質マネジメントシステムで管理しています。初品は図面と照合して測定し、量産ロットはAQL抜取検査を行います。小物部品は画像測定機で測り、ねじはJIS 6Hねじゲージで確認します。

寸法成績書は各ロットに添付できます。材料証明書(ミルシート)も、ご希望があれば全ロットに添付します。塗装品は協力会社から戻った時点で、塗装範囲・膜厚・クロスカット(碁盤目)密着性を検査します。

コストを抑える設計のポイント

鋼板・アルミのエアベンド曲げでの一般的な目安です。守っていただくと公差内に収まりやすく、余計な加工費もかかりません。お見積りの前に、実際の金型に照らして図面を確認します。

  • 内側曲げ半径:板厚(t)と同程度が標準です。A5052や厚板のステンレスはそれ以上が必要な場合があります
  • 最小フランジ長さ:約4 tが目安です。使うV型によって変わります
  • 穴と曲げ線の距離:約2 t+曲げ半径以上。近すぎると曲げで穴が変形します
  • レーザー切断の穴径:板厚程度以上。小さい穴はドリル加工が必要になることがあります
  • 曲げ逃げ:曲げが縁に接する箇所に、幅t以上、曲げ半径よりやや深い逃げを設けてください
  • セルフクリンチングナット・スタッド:締結部品メーカーの最小板厚と縁距離に従ってください
  • 曲げ半径を部品内でそろえると、1組の金型で曲げられます
  • 普通公差:JIS B 0408またはISO 2768を参照し、厳しい公差は重要寸法だけに指示してください

材質の選び方

定性的な比較です。その他の材質もお見積りできます。
材質耐食性溶接性主な用途
SPCC 冷間圧延鋼板低い(塗装が必要)良好屋内用筐体(塗装・粉体塗装)
SGCC 溶融亜鉛めっき鋼板中程度やや劣る(溶接時に亜鉛ヒュームが発生)取付板、内部フレーム、キャビネット
SUS304 ステンレス鋼高い良好(レーザー溶接に適する)食品、屋外、洗浄環境向け装置
A5052 アルミニウム良好やや劣る(注意が必要)軽量カバー、ハウジング

レーザー溶接と一般溶接の使い分け

レーザー溶接はMIG・TIG溶接より入熱が少なく、薄板がひずみにくい溶接方法です。ステンレスの溶接部も研磨が少なくて済みます。外観に出る溶接部、薄板、精密な組立品に向いています。

厚肉部や、すき間のばらつきが大きい構造フレームには一般溶接を使います。継手ごとに溶接方法を決め、工程計画書に記載します。

試作・小ロットから量産まで

レーザー切断と曲げは専用金型がいりません。試作や数個〜数百台の生産なら、板金加工がいちばん早く、初期費用もかかりません。年間数万個規模になった部品は、プレス加工への切り替えも検討できます。

お見積りに必要な資料

  • 3Dモデル(STEP)と、公差を記載した2D図面(PDF)
  • 材質と板厚
  • 表面処理:塗装の種類、色(例:RAL番号)、肌、マスキング範囲
  • 金具リスト:ナット、スタッド、ヒンジ、錠、パッキン
  • 1回あたりと年間の数量
  • 仕向国(梱包・輸送方法の検討に使います)

大型部品の梱包・輸送

キャビネットや筐体はかさばり、へこみやすい製品です。梱包と運賃は仕向地ごとに、部品とあわせてお見積りします。納期も一律ではなく、案件ごとにお見積りで確認します。

よくある質問

中国の板金加工メーカーで、切断から溶接まで一貫対応できますか?

はい。レーザー切断、NC曲げ、レーザー溶接はすべて自社工場で行います。協力会社に出すのは表面処理だけです。

制御盤・筐体は最大何mmまで製作できますか?

高さ3000 mm・幅1500 mmまでです。板材は1500 × 3000 mmまで加工できます。

板金の試作は1台から頼めますか?

はい。専用金型が不要なため、図面があれば1台からお見積りします。

レーザー切断できる最大板厚は?

板厚20 mmまで、板材寸法は1500 × 3000 mmまでです。曲げ長さは最大3 mです。

普通公差の指示がない図面はどう扱いますか?

まず図面の指示に従います。指示がない場合は、JIS B 0408またはISO 2768のどちらを適用するかをお見積り時に取り決めます。

納期と支払条件は?

サンプル費、納期、支払条件は、案件ごとにお見積りで確認します。

図面をお送りください。1 営業日以内にお見積りします。

年間数量と、図面でいちばん厳しい公差を添えてください。金型費と単価を一度でご案内できます。