図面をお送りください。1 営業日以内にお見積りします。
年間数量と、図面でいちばん厳しい公差を添えてください。金型費と単価を一度でご案内できます。
板金部品の加工性設計(DFM)とは、追加の型や手直しなしで切断・曲げ・仕上げができるよう、フランジ、曲げR、穴、逃げの寸法を決めることです。目安の多くは板厚(T)に比例します。フランジは4T以上、内側曲げRは約1T、穴は曲げから2T以上離します。最終的には仕入先の金型で確認してください。
以下は、軟鋼、ステンレス、アルミのレーザー切断・プレスブレーキ曲げ部品の一般的な目安です。板厚(T)の倍数で示しているので、板厚が変わってもそのまま使えます。
実際の限界は仕入先のパンチ、ダイ、金型で決まります。目安は出発点と考え、図面を出す前にDFMレビューを依頼してください。
プレス部品も考え方は同じですが、金型でできることが多い一方、苦手なこともあります。プレス部品については別の技術資料で扱っています。
曲げるときにV溝のダイにかかる長さが必要です。最小フランジ長さは約4T、または「V幅 ÷ 2 + 曲げR」のうち大きいほうが目安です。板厚1.5 mmの鋼板なら、6 mm以上を見込みます。
これより短いフランジは特殊な型や別の加工方法が必要になり、曲げがそろわないこともよくあります。
可能なら、部品内のすべての曲げを同じ内側Rにそろえます。型が1セットで済み、展開寸法も安定します。
Rの値は任意の数字ではなく、仕入先の標準金型で出る値を指定してください。
| 材質(JIS記号) | 最小内側Rの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 冷間圧延鋼板 SPCC | 1T | 薄板なら0.5Tも可能 |
| 溶融亜鉛めっき鋼板 SGCC | 1T | Rが小さいと亜鉛層が割れることがある |
| ステンレス SUS304 | 1〜1.5T | スプリングバックが大きい。角度公差に余裕を |
| アルミ A5052-H32 | 1〜1.5T | 曲げやすい。可能なら圧延方向と直角に曲げる |
| アルミ A6061-T6 | 2〜3T以上 | 割れやすい。より軟らかい質別も検討 |
レーザー切断では、鋼板なら穴径1T以上が安全な目安です。薄板では0.5〜1 mm程度が実用上の下限です。それより小さい穴も切れる場合がありますが、真円度が落ち、ドロスが詰まることがあります。
プレスの打抜きでは、パンチを守るため、鋼板で1T以上、ステンレスで1.5〜2T以上の穴径にします。タップ加工やハードウェアを取り付ける穴は、メーカーの寸法表に従ってください。
曲げが切れ目のない縁や別の曲げとぶつかる箇所には、逃げを入れます。逃げがないと、角で材料が裂けたり、ふくらんだりします。
逃げの目安は、幅T以上、長さは曲げ線から内側R+T以上です。箱物では、2つのフランジが出会う角に丸または角の逃げを入れると、溶接前に角がきれいに閉じます。
曲げRが小さい場合や、硬い材料では関係します。圧延方向と直角に曲げるほうが、平行に曲げるより割れにくくなります。
ステンレスやアルミで小さなRの曲げがある部品は、望ましい圧延方向を図面に記入してください。ただし板取りの効率が落ち、材料費がわずかに上がることがあります。
曲げを1回通るごとにばらつきが加わります。3回の曲げをまたいで測る寸法には、切断公差に加えて、各曲げの公差が積み重なります。曲げ1か所あたりの公差は長さと板厚により±0.2〜0.5 mmが一般的です。基準から曲げ4回分離れた形状は、図面の想定以上にずれることがあります。
重要な形状は、同じ面か同じ曲げを基準に、近い位置で寸法を入れます。複数の曲げをまたいで寸法を連ねるのは避けてください。
それ以外の寸法には普通公差を指示します。日本の図面では、打抜き寸法と曲げ寸法で表が分かれているJIS B 0408が一般的です。海外向けの図面ではISO 2768-mもよく使われます。詳しい表は「JIS B 0408 プレス部品の普通公差」をご覧ください。
粉体塗装の膜厚は、片面あたり60〜120 μmが一般的です。長穴、タブ、穴のはめあいが変わります。
ファスナー用の穴は大きめにし、ねじ部と合わせ面はマスキングし、マスキングする面を指定します。塗装後の寸法が重要な場合は、その寸法が塗装前か塗装後かを図面に明記してください。
展開寸法は曲げ伸び(ベンドアローワンス)で決まり、曲げ伸びはK係数(中立軸の位置)で決まります。K係数は材質、R、金型により約0.3〜0.5が一般的です。CADの初期値が、仕入先のプレスブレーキと合っているとは限りません。
展開図は参考として送ってください。仕入先は自社の曲げ補正表で計算し直します。展開寸法そのものが重要な場合を除き、寸法は曲げ後の形状に対して入れます。
| 確認項目 | 目安 | 確認 |
|---|---|---|
| フランジ長さ | 4T以上 | ☐ |
| 内側曲げR | 鋼板で約1T。硬いアルミは大きめ | ☐ |
| 全曲げで同じR | できる限りそろえる | ☐ |
| 穴から縁まで | 1〜1.5T以上 | ☐ |
| 穴から曲げまで | 2T+曲げR以上 | ☐ |
| 最小穴径 | 1T以上 | ☐ |
| 角の曲げ逃げ | 幅T以上、長さR+T以上 | ☐ |
| 小さいRの曲げに圧延方向を記入 | 圧延方向と直角 | ☐ |
| ハードウェアはメーカー寸法表どおり | 下穴径、縁距離、硬さ | ☐ |
| 溶接継手の自己位置決め | タブとスロット、小さなすき間 | ☐ |
| 重要寸法は同じ基準から | 曲げをまたぐ寸法の連鎖を避ける | ☐ |
| 普通公差の規格を明記 | JIS B 0408またはISO 2768 | ☐ |
| 塗装の膜厚とマスキング | 片面60〜120 μmが一般的 | ☐ |
| データ | STEP+DXF+PDF | ☐ |
V幅にもよりますが、一般的には板厚の約4倍です。板厚1.5 mmの鋼板なら6 mm以上を見込んでください。
軟鋼とA5052で約1T、ステンレスで1〜1.5T、A6061-T6で2〜3T以上が目安です。できれば全曲げを同じRにそろえます。
穴の縁から曲げまで、2T+内側曲げR以上が一般的です。これより近い穴は、曲げ後に加工しない限り変形します。
日本の図面ではJIS B 0408が一般的で、打抜き寸法と曲げ寸法で表が分かれています。海外ではISO 2768-mが広く使われています。
はい。STEPモデルとPDF図面に加えて、参考としてDXFをお送りください。展開寸法は仕入先が自社の金型に合わせて計算し直します。
はい。お見積り依頼の際にSTEPとPDF図面をお送りいただければ、コストやリスクが上がる形状をご指摘します。
JIS B 0408の普通公差を、打抜き寸法と曲げ・絞り寸法のA級・B級・C級で一覧に。公差指示のない寸法はどう検査されるのか、図面への書き方もわかります。
板金加工を図面どおりに。レーザー切断・NC曲げ・レーザー溶接まで社内一貫で、板材1500×3000 mm、板厚20 mm、盤は高さ3 mまで。塗装品は戻り時に膜厚と密着性を検査。お見積りは1営業日以内に回答します。
筐体、フレーム、プレス部品組立品の低ひずみレーザー溶接。
金型不要の試作・小ロット。数量が増えたらプレス加工へ移行。
制御ボックス、電気キャビネット、装置カバーを試作1台から。
年間数量と、図面でいちばん厳しい公差を添えてください。金型費と単価を一度でご案内できます。